FCCSコース

 FCCSコースは、米国集中治療医学会(SCCM:Society of Critical Care Medicine)が行っているoff the job training course の一つです。主に集中治療を専門としない医療従事者の方々を対象に、講義とSkill Stationからなる2日間のコースを開催しています。最近では、看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師の方々の受講が増加してきており、多職種間連携のコンセプトが普及しつつあります。

 人間の身体は、さまざまな役割と形態をもった多くの臓器が複雑に作用しあいながら機能しています。この人間の身体を治療する際には、その仕組み、すなわち生理学を十分に理解することが重要です。特に重症患者を管理する上では必須となります。FCCSコースでは水・電解質、酸塩基平衡、臓器循環、酸素の需給バランス(ショック)、呼吸不全に関して病態と初期治療を講義とSkill Stationを通して学びます。その他の特徴として、Skill Stationでは、院内急変対応(Rapid Response System)のコンセプトを組み込んだシナリオトレーニングとデブリーフィング、そして、人工呼吸器のトラブルシューティングなども時間をかけて教育しております。

 これらは集中治療を行うにあたって当然必要とされる基礎知識ですが、どのような領域においても、患者さんの病態を理解するうえで必須とされる知識でもあります。基礎的でジェネラルな知識を習得できると思います。

 重症患者管理に直面する医師や研修医、集中治療室の看護師、集中治療室に患者さんが出入りすることが多い病棟の看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師などすべてのメディカルスタッフが受講対象となります。もちろん、将来集中治療医を目指そうと考えている方、若手指導の参考にしたいベテランの先生方も歓迎です。

 

FCCSコース開催情報

 

●コースアジェンダ(例)

FCCSコースアジェンダ(例)

●テキスト

 米国集中治療医学会の教育プログラム“FCCS”の講習用テキストの日本語版(第2版)

 米国集中治療医学会(SCCM)が主催する重症患者を管理するうえで基本となる概念や知識、具体的実践法を教授するプログラム“FCCS(Fundamental Critical Care Support)”の講習用テキストの邦訳。クリティカルケア医が駆け付ける前に目前の患者に医療スタッフとして何をすべきか、そのノウハウを提示する。重症患者管理に関わるすべての職種が共通して持つべき知識を修得するための1冊。

原著タイトル:
Fundamental Critical Care Support, 5th Edition
監修:
FCCS運営委員会
CCPAT Network(一般社団法人 集中治療医療安全協議会)
監訳:
安宅一晃(大阪市立総合医療センター 集中治療部)
藤谷茂樹(東京ベイ・浦安市川医療センター センター長、
聖マリアンナ医科大学救急医学教室臨床教授)
定価:本体 8,000円+税
刊行年月:2013/10

 

受講費用

50,000円+税

募集概要

対象:医師、研修医、看護師、理学療法士、薬剤師、臨床工学技士、救急救命士等
定員:48名(ミニコースの場合28名)
コース開催のおよそ2か月前に当ホームページ上で募集いたします。

 

※当会は教育内容に関連する企業や営利を目的とする団体との間に開示すべき利益相反(conflict of interest :COI)は存在しません。

一般社団法人 集中治療医療安全協議会