COVID-19の集中治療管理において、エビデンスではカバーできない現場の疑問やTipsなどをQ&A方式でまとめていく予定です。ご質問がある方は以下のフォームからご登録をお願いいたします。共有することが重要と思われたり、多くご質問いただく内容に関しては、診療にあたっているチームの意見などを踏まえこのページ内にアップしていきます。また、実際に診療にあたっているチームで、これは共有しておきたいという内容がありましたらぜひご連絡ください。


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実例 Q1.
腹臥位の体位変換について質問です。資料内に2時間ごとに体位変換していると記載がありますが、呼吸器装着中だと顔の向きを変えることに人手を要します。呼吸器患者で感染防止しながら腹臥位体位変換を2時間ごとにしているということでしょうか?また、どのようにすれば腹臥位の体位変換を上手くできますでしょうか?

A.
ホームページ掲載のプロトコルはSCCMのマテリアルで、実際には各施設によって差があると思います。ご参考までに当院での対応は
・通常の体位変換のようにマクラなどを用いた体位変換を行うことは難しいため、体の下に手を入れて部分的な除圧を体全体に行います。
・診療体制によりますが、除圧は30分~1時間おきを目標に。最長でも2時間おき。
・顔面のマクラ(柔らかい素材のもの)の位置は少しずつ移動させて除圧を試みますが、肩や腰部に入れているクッションなどは大きくは動かしていません。
・顔面、膝が好発部位になるので特に注意して観察をしています。

またCOVID診療は通常診療よりもどうしても制限がかかります。そのため褥瘡の発生はどうしても起きてしまうことがあります。
その際、担当ナースは強い自責の念をいだきますが、医師を含めたチームでコミュニケーションをとって決して個人の責任に落とし込まない配慮も重要です。

 

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