PFCCS(Pediatric Fundamental Critical Care Support)とは、「日常診療において重篤な症状に陥った小児患者を診る可能性のある医療者」─すなわち、小児科や集中治療部、救命救急センター等に所属する医師および看護師を対象としたコースです。
内容に関しては、実技を中心とし、重症患児を初期初療で確実に救命、かつ、状態を安定化させてPICUに送り、標準的な集中治療へとつなげていくためのノウハウを効率よく習得できるような工夫を随所に凝らしています。特に鎮静や気道確保、搬送などの基幹テーマでは、高次機能シミュレータとシナリオを駆使した臨場感あふれるスキルステーションを実施しており、参加者からも好評を得ているところです。
ドクターヘリなど新しい患者搬送手段とともにPICUの整備が着々と進められているなか、「初療・救命」→「状態の安定化」→「PICUへの搬送」といった“救命の連鎖”(Chain of Survival)を支える医療者の確保とスキルアップは、これまで以上に求められているといえるでしょう。関連領域の先生方の参加を心よりお待ちしております。
- 第19回PFCCSコース 日時:2019年5月11日(土)、12日(日) 会場:大阪市立総合医療センター (大阪市)【受付終了】
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●コースアジェンダ(例)
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●テキスト
原著タイトル:
Pediatric Fundamental Critical Care Support, 2nd Edition
監修:
FCCS運営委員会
JSEPTIC(日本集中治療教育研究会)
監訳:
植田育也 静岡県立こども病院 小児集中治療センター長
安宅一晃 奈良県立医科大学 麻酔科 准教授
定価:本体 10,000円+税
刊行年月:2015/2
●受講費用
55,000円(本体料金50,000円+消費税等5,000円)
※別途、振込時の手数料が掛かります。
●募集概要
対象:医師、研修医、看護師、理学療法士、薬剤師、臨床工学技士、救急救命士等
定員:48名
コース開催のおよそ2か月前に当ホームページ上で募集いたします。
※当会は教育内容に関連する企業や営利を目的とする団体との間に開示すべき利益相反(conflict of interest :COI)は存在しません。