MOSAIC (Medley Obscure Simulation Affiliated to Intensive Care/モザイク) は、集中治療医療安全協議会が企画運営する研修コースです。
集中治療室や救急外来・救命救急センターの最前線で集中治療・救急医療を提供するスタッフは迅速で確実な診断とケアを提供していくことが要求されます。
ただし、臨床現場では遭遇する頻度は高くなくとも適切な対応をしなければ患者の予後が著しく悪くなる事案が存在します。
これらは教科書にはあまり取り上げられていない上に、個人で論文を読んで勉強するのは大変な労力を必要とします。
例えば、
・沢山のモニターやチューブが付いている重症患者をどうやって搬送すれば良いでしょうか?
・患者に予期し得ない有害事象が起きた時に家族とどのようにコミュニケーションを取れば良いでしょうか?
・予期し得ない手術・処置合併症にどのように対応すれば良いでしょうか?
FCCS(Fundamental Critical Care Support)コースなどで集中治療の基礎を学んだ方が、次のステップに進むために有用だと思います。
・概要
集中治療・救急医療に関与する医師(後期研修医を含む)、集中治療に携わる看護師・臨床工学技士・理学療法士等を対象にしており、重要度が高いにもかかわらず十分な教育が行われてきていない雑駁な事案についてシミュレーションやグループワークにより学習することを目的にしています。
・ 学習内容
Intra-hospital transportation
Rover Team
Critical bleeding
Operation fire
Telling a bad news
ICU surge
MOSAICコース開催情報
- MOSAIC9月愛知コース 日時:2017年9月10日(日) 会場:愛知医科大学 (愛知県長久手市)【盛会にて終了】